終わらない英雄の記憶

王は久々に見る私の姿に驚いていた。



「…帰ってきていたのか」



「ご挨拶が遅れてしまい、申し訳ございません」



王に対して謝ると、王は椅子から立ち上がりフィンを呼んだ。



そしてフィンと私を引き寄せた。



「お前ら2人で近距離だ。あとは後ろでお前らの補佐をする」



フィンは口をパクパクと金魚のように動かしたが、戦争なので言いたいことも言えない。



王から離れた私たちは、木の後ろで剣を構え隠れていた。



「…そんな細っちょろい冒険家に俺の背中なんて任せられっかよ」



「でしたら、背中なんて預けないでください。自分1人でも全員倒せます」