終わらない英雄の記憶

何であろうと参戦しようとした私を引き止めたのは、いつでもメガネの笑う執事、ナルビさんだった。



「自分にも戦わせてくださいっ!」



「これは冒険家ができるような戦いではない。国同士と戦争だ」



「自分は剣の達者です!近距離でしたら戦えますっ」



腰に備えている太刀を見せびらかすと、ナルビさんは渋々道を開いてくれた。



旅の格好をした私をジロジロとみる城の関係者に、ナルビさんが初めから説明している。



もちろん王にも挨拶しに行った。



「お久しぶりです。国王陛下」



王の前で跪き、頭を深く下げた。