終わらない英雄の記憶

私は隠れていた木から急いで離れた。


そして1人で佇むマリアさんの元へ。



私はより一層フードを被る。



「すみません、持ち上げますよっ」



マリアさんに向かって突進する私を避けきれずに、マリアさんは硬直し目を強く閉じた。



私は硬直したマリアさんの足と首に手を回し、グイッと持ち上げた。



「走りますよ」



いわゆるお姫様抱っこでマリアさんを連れてこの場から逃げ出した。



爆風を避けて辿りついたのは、誰もいない小屋だった。



「とりあえず、ここでいいのかな?」