終わらない英雄の記憶

神の荒らげる声に反応した私は、すぐさま窓から見える裏庭に視線を変えた。



そこには古いフードを深く被り、そっと街に行こうとしている人物がいた。



私も急いで支度し、裏庭へと駆け出した。



鞘にしまった短刀を、太ももに準備する。



裏庭についた頃には、もう人はいなかった。



その代わりに街へと抜け出す秘密のルートが見つかった。



レンガで重ねられた所に、隠しレンガがある。



私は少しこちら側にはみ出しているレンガを見て、ニヤリの笑った。



そして裏庭に背を向けた。