終わらない英雄の記憶

『起きろ』



大声で、なおかつ棒読みで起こされる私は可哀想だと思う。



目をパチリと素早く瞬きし、今の状況を寝起きの脳でフル活動した。



いつも通りの朝ですな。



時計に目を向けると、短針は5を指していた。



流石にフィンはまだ眠っている。



今日は休みだし、サンダー王子が現れるまで何しよう。



ソファーから離れ、大きな窓に手を伸ばした。



ひんやりと冷たい窓ガラスが、私の体温を奪っていく。



『お、おいあれっ!?』