終わらない英雄の記憶

ここの国では珍しい黒髪を持っていて、城でも、外でも人気者。



そんな彼に名付けられたのが、「笑う名執事」。



彼はどんな事でも、どんな時でもずっと笑っているから、らしい。



そしてまさかの20歳。



キャリアで若いイケメンを、世の中の女性は放っとけないね。



全てがタユさん情報だが。



私は昔からの人見知りビームが発動しちゃって、上手く人と話せないんでね。



「第一王子が来るわよ」



私たちがいる場所からは遠いが、わっさわっさと桜が山になっているため急いで片付けなければいけない。