終わらない英雄の記憶

フワフワとスカートを扇ぎ、足に風を当てる。



が、そんな行動はタユさんにも、フィンにも止められた。



しかも、タユさんには本当に女?なんて聞かれた。



タユさんは、ちょっぴり悪な19歳。



「では、私はマディーに仕事を教えます。フィン王子はごゆっくりお休みくださいませ」



「頼むぞタユ」



私はタユと一緒に部屋を出た。



そしてお城の構造や、ケルベロス一家の関係を歩きながら叩き込まれた。



お城は三階造り。