1限目から、さぼってた拓が

戻ってきた。


「お~い!拓!どこ行ってたんだよ??」

「・・・・ああ。」


何?コイツ・・・・。

テンション低い・・・・。

「何かあった??」

「・・・・いや。別に・・・。」


その顔が、【いや。別に】かよ!?

絶対!なんかあったんだな・・・・。


「彩音ちゃんだろ???」

「違う。」


即答する拓。

でも、拓が悩むなんて

彩音ちゃんのこと位だもんな。


けど、これ以上拓に

聞いても意味がない。


しょうがないから、彩音ちゃんに

聞くか・・・。



彩音ちゃんが、答えない可能性も

あるなぁ・・・・・・・・。



てか、なんで

俺はこんなに必死なんだろ・・・?


友達の心配しすぎ・・・・??

かもな。