彩音たちは

そのまま公園から離れていく。



俺はただ・・・

後ろ姿の彩音を見つめることしかできなかった。









・・・・・・・追いかけることも…

呼び止めることも・・・・・・




できなかったんだ。




















――…


あれからどれくらい経ったんだろう…。

俺は、公園のベンチに

ずっと座っていた。




~~♪♪


電話の着信音が鳴る。