幸せのはじめかた。




家から出た私は、駅に向かって死に場所を探した。

人通りのない裏道へ出ると、解放されたくて服を脱ぎ捨てた。

生まれたままの姿になった私は、道に寝転んだ。



すると…

こちらを不思議そうに眺める男性の姿があった。