あれから、何もなくいつも通りに過ごしてきた。
特に高島さんとは仲良くなれることもなく
本当にいつも通りに過ごしてきた。
「今回、小テスト点数悪かったら補習だからな」
「「え〜」」
この前、小テストがあって何も勉強してなかったから
たぶん、補習は確定だ。
先生が小テストを返す………私は、38点。
補習決定になった。別に帰っても暇だしいっか。
「相川さん、何点?」
「………38点。」
「補習じゃん!って俺もだけど」
「ハハハッ!」と何も面白くないのに笑ってる高島さん。
そういえば、高島さんってテストの順位
下から数えた方が早いんだったけ。
「補習かぁ……」
「相川さんが補習って珍しいな」
「今回は、勉強してなかったの」
「たまには、こういう経験もしなきゃな!」
「………意味わかんない」
あれから、変わったこと、1つだけあった。
人と普通に喋れるようになった。一人だけど。
前までずーっと、無視ばっかりしてたもん。
少しは変われたかな………?
