「ふぅ……」
とため息をつく。
屋上は空が見れる。一枚の絵みたいに…。
そして、私が落ち着ける場所だ。
教室なんか大嫌いだ。みんな楽しくお喋りして
みんなで笑い合って…大嫌いだ。
単なる、嫉妬。本当は、私だって一緒に喋りたい。
一度だけ、女の子に喋りかけたけど避けられた。
「虐め受けられてた人」ただそれだけなのに、避けられた。
慣れてるって思ったけど…やっぱり寂しくて…
今日は、青空だ。とても綺麗な…もう1つの海みたいな。
何か良いことあるのかな? と思った。
「保健室じゃねーじゃん」
声がすると思ったから、後ろを振り向いたら、
高島さんがいた。
「隣、いい?」
「………うん」
「よっこらしょ」とオジサンみたいな声を出し
私の隣に座った。
