白と黒、そしてグレー。


「涼ちゃんあのね、」

「どうした?」

涼ちゃんが私の前に座り

私の涙を拭い

真っ直ぐこっちを見た

緊張、してきた。

「あのねっ」

うん。言っちゃおう




そう思ったのに...


どこからか聞こえてきた声。


「アンタ死ぬんだよ?付き合えば
 コイツはまた大事な人失って
 悲しむことになるんじゃねーの?」