涼ちゃんの腕を掴んで引き止めた。

「なんで怒ってるの?」

顔をのぞくとプイッてあっちを向いた

「...怒ってなんかねーよ」

解りやすいほど怒ってる。笑

私に怒ってるんだよね??

「言わないと分かんないよ?私、馬鹿だし」

黙ってる涼ちゃんをねーねーねーって
体を揺さぶって追いかけた。

涼ちゃんは頭をクシャクシャってして言った

「もう!!なんだよ!あーもうっ」

「私おこらせた??」

またのぞきこむと変な顔をした。

「だって、いつものお前なら...お、
 俺とならやったー!!!とか教室飛び跳ねて
 喜ぶと思ったのに変な顔したし、それに
 最近そっけないし追っかけてもこねーし。
 俺が笑えば1日ハッピーとか言って笑って
 はしゃいでたくせに笑顔になんないし、
 な...なんか俺のほうが調子狂うだろ!!」


ねぇ、涼ちゃん?

顔が真っ赤だよ

これはどういう意味なのかな?