そこには可愛い赤ちゃんが笑顔で
遊んでいる姿が映っていた。



「うん。私の子供なの。
 去年の10月に流産したんだ。」



流産?


じゃあ赤ちゃんは、、、



「これは天国で遊んでいる今の姿。
 ハルがここまでちゃんと
 連れて行ってくれたんだよ」

おばあちゃんがそう言った。



「あの子は私の元へきてくれたのに
 産んであげられなくて自分を責めた。

 だけど、おばあちゃんが見せてくれたの
 ハルがあの子を大切そうに抱いて
 天国へ連れて行ってくれた姿を。

 だから今こうして私は、あの子の
 幸せそうな姿を見ることができるんだよ」



そうだったんだ...