ほんとはあれからランチと

映画も見る予定だったんだけど

そんな気分になれなくて

それを察してか、

涼ちゃんが今日は帰ろうって言った。



もっと一緒にいたかったのになぁ

だけど、私が泣いちゃったから...

それにあれは私のせいかもしれない。



なんか、すごく

自分に対して腹が立った。



「今日はありがと。あと、家まで
 送ってくれてありがと涼ちゃん」

「うん。こちらこそ!また行こーな!」

明るく振舞ってくれてるのが分かった。

歩いて帰っていく涼ちゃんの

後ろ姿をじーっと眺めてた。



なんか、
涙が出てきちゃった。

涼ちゃんの背中が滲んで

ちゃんと見えないや

私は手を瞼にあてた。