頭の痛さと体の痛さで目が覚めた。
寝ぼけながら周りを見るとみんな床に寝転んでいた。

タバコを吸おうとメガネをかけるとリビングの汚さに絶句した。

空き缶やらを片付けて食器を洗う。
「アキちゃん?」
対面キッチンになっていて壁が私の身長より少し高いため、
洗いながら少し背伸びをした。

『トモさん、おはようございます。何か飲みますか?』
トモさんは首を縦に振って頷いた。

冷蔵庫からお茶を出して洗ったばかりのコップに注ぐ。
それを綺麗にしたテーブルの上に置いた。

『まだ眠いんでしたら寝室にお布団敷いたので寝てください。』

「そうするよ。」と言ってトモさんは寝室に行った。