どのぐらい泣き続けてたんだろう。
気づけば辺りは暗くなっていた。
『コ、コウちゃん…』
泣きながら彼の名前を呼んだ。
「ん〜?」
私を支えながら優しく返事をしてくれる。
ここに連れて来てくれたことを感謝している。
このまま何もかもを忘れて生きていくのが一番よかったのかもしれない。
けど、それはトモさんを悲しませるだけだから彼はここに連れて来てくれたんだ。
私はそう勝手に解釈をしてコウちゃんに何度も『ありがとう』と言い続けた。
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