しばらくして落ち着きを取り戻してリビングに集まった。

私は黙ってソファに座る。

「これからどうするの?」
沈黙の中で口を開いたのはケンイチさんだった。

「トモヒロのこと話すよ…」
その言葉を聞いて私の体は無意識に震える。

「でも、その前に連れて行きたい場所があるんだ。」
続けて言った。

『今日?』
正直、私の体力は限界だった。
仕事終わりに二駅走ってるしもう24時間は起きてる。

「今日はとりあえず休むよ。森も疲れてるだろ?」
私は頷く。

それから解散して明後日また会う約束をした。