「それから半年ぐらいかな。トモヒロは…自殺した」 少し間が空いて彼が言った言葉にすぐに反応できなかった。 「アキちゃんがトモヒロの家に行ったら…」 「ケン!!」 突然リビングの扉が開いて怒鳴り声がした。 かたまっていた私は目の前にコウちゃんの姿が現れるまで動けなかった。