あれから1ヶ月が経って仕事にも慣れた。
あの日からダイには会ってない。
 
 
その日は仕事が休みだった為夕方にスーパーへ行った。
久しぶりの休みだったので料理をすることにした。
 
『お、重い…』
テンションが上がって買いすぎてしまった自分に後悔した。
 
「持つよ」
言葉と同時に手にかかる負担が軽くなった。
 
『ダイ!!久しぶりに会ったね~♪』
ダイの顔を見て嬉しくなった。
 
そのままダイを家に招いてご飯を作ることにした。
 
「俺、来るの初めてなんだよね~」
リビングに入ったダイは言った。
 
『コウちゃんとも仲いいのに!?どうして?』
買ってきた荷物を冷蔵庫にしまいながら聞いた。
 
「コウさんとは飲みに行ったりしてたけどアキちゃんが俺に会いたくないって五月蠅かったからさぁ~」
片づけを手伝いながら嫌みったらしく言ってくる。
 
『私が!?…ごめんなさい。』
会った時からふつうに話をしてたので信じられなかった。
 
「いや、謝る必要ないしょ。今は普通だからいいんじゃない?」
そう言って頭を撫でてくれた。