「いや~。大和と登校するのいつぶりだろ」

「さぁな」

零と登校するのは、本当に久しぶりなんだけどそんなことはいいんだ。
俺は、太陽を見るのが久しぶりなんだから。


「なあ大和?」

「ん?」

「お前、大丈夫か?」

「なにが」

「両親のこと」

「あぁ。独り暮らしも少し慣れ始めてきたよ。」

「そうか」



それから零とは話さず登校した。


学校についたのはチャイムがなる寸前。

「おい、時間!ヤバイって!!走るぞ」

「んーいってらー」

「いってらーじゃないんだよ!大和も走るの!」

「えー」

「えーって子供か!」