俺の愛した人



教室に戻ったら零がまってくれいた。

優しい。俺だったらどうしてただろう。待ったかな。先帰ったかな。...でも、1人で帰るのは寂しいからたぶん、待ってたな。



「なんだって?やっぱり、告られた?」

「いや...」


なんて応えよう。
彼女がお前のこと好きだって。だから手伝ってほしい。って言われた。
なんて絶対に言えないし。かといって何でもないって言ったら嘘になるし。

んー。悩む。



「なんだよ。ハッキリしろ」

だんだん零の顔が鬼のようになってきた。
やばい。キレてる。
あいつが怒るとうるさいんだよな。はっきり言って。


「なんか、あの子が駅前にできたパフェ?だかなんか食べに行きたいって行ってたから誘われた。ただそれだけ」


「駅前のパフェ?...俺も行きたい」


はっ!!しまった零ってヤンキーみたいな顔してるけど、甘い物大好きだった!!!
やらかしたぁー!!!


「お、おう。あの子に聞いてみる、な」

「よろしく!」


とんでもない約束をしてしまった。


でも、あの子は喜ぶかな。
零のことが好きなんだから。もしいいよって言われたら零の隣にしてあげよう。