「大和ー?ここでいい?」
彼女...真琴...さんが止まった場所は体育館の目の前。
普通は体育館の裏とか何だろうけど、真琴さんが止まった場所は表。
何か意図があるんだろうか。
「あのね、あたしね......桐山くんが好きなの。だから、手伝ってほしい...なと思って」
「零か。あいつはイイヤツだからオススメするよ。...いいよ。柊。手伝う」
なんだ。零が好きなのか。柊は。
ちょっとショック。零に負けた気がしたから。まぁ、ほとんどあいつに勝ってるやつなんて一つもないけどね。
完璧だから柊を応援したい。
俺はダメダメだから俺のことを好きていてかれる人なんてこの世界にはもういない。
俺は零がいなかったら今、この世界にいないと思う。それほど俺には零は大切な存在。だから、零に幸せになってもらわなくちゃ困る。
「...大和?どしたの??」
「ん...何でもない。頑張ってな。零のこと」
「うん!でも、頑張るには大和にも頑張ってもらわなきゃね」
「確かにな。俺も頑張るよ」
柊とはこれで別れた。

