はぁ!やっと放課後になった!
どこに行けばいいんだっけ...?
そう言えば、どこに行けばいいか言われてなかった。
あの子のクラスはどこだろう。
あの子は俺のクラスに来るのだろうか。
うーんと悩んでいたら、零がやってきた。
「どうした?あのこのところに行かないのか?」
「行きたいけど、どこに行けばいいかわからないんだよ。俺のクラス知ってるのかな。あの子」
「んーもし、その子が告白してくるんだったら、大和のクラス知っててもおかしくないよね?」
「そーか?」
「そーだろ。お前に好きな子ができて、告白しようと思った時、どうする?」
零にそう問われてしばらく考える俺。
もし、俺にさきなこができて、告白しようと思った時...どうするか.........
俺はどうするんだろう。
そんな事考えたことなかったからわかんねぇわ。
「考えたことないからわかんねぇわ」
「え、考えたことないの 」
「おう!」
「そんな堂々としなくてもいいじゃんよ。あ、もしかして、大和って好きなことか出来たことないんじゃないのか?」
「......」
「え、まさか」
「そのまさかだよ。俺はまだ恋したことがないんだよ。悪いかよ」
「いや、いいんだけどさ。中三にもなってまだ初恋がまだってのもねぇ笑える話だよ」

