俺の愛した人




零のところに戻ると、何だったんだ?
みたいな顔して俺を見ている。



「放課後空いてないかだって」

「...告白かもね」

「は?んなわけねぇだろ。こんな奴誰が好きになるんだよ」


「わかんないよー?かなり大和のこと好きな子いるかもよ?」



俺には興味のなかったことだから、適当に流しておいた。

その後は、まだ食べていなかったお昼を食べ教室に戻った。

......今日の屋上は暑かった......。


いつもならちょうどいい温度なのに、今日はなんだか違った。


いつもと違うことが起こるのか...それとも、普通にいつも通り平凡な一日になるのか。