携帯を探すため、1回に降りる。
音が聞こえたのは、俺の部屋じゃないってことはリビングしないよな。
だって、他の部屋は誰も使っていないから。
……やっぱり。ここにあった。
携帯があったのはやっぱりリビングの机の上だった。
さっきの音はメールの音だったようだ。
内容を確認する。零からだった。
「明日!迎えに行くからなっ!!!待ってろよ!起きて!!!!……なに?迎えに来るのか…。しかも起きていなきゃダメって厳し」
─ピピピッ
再び携帯の音がなった。また零からのメールだった。
「今、絶対嫌な顔してこれみてるだろ……」
……テレパシー?
何で見破られてるんだ?俺の心。
読めるのか?あいつ。
そんなこと、一度も聞いていないのに。………教えてくれれば良いのに。

