いつもの様に、取り調べ室に入る前に控え室で事件の概容を教えてもらってから、
缶コーヒーを飲んでいた。
「荒川さん、私ね、このお手伝い始めてから、少し力が発達っていうか進化してきたみたいなの」
「ほぅ……どんな風に?」
言い辛い…。
持っていた缶を掌で弄びながら怖々、口を開く。
「言ったら、ますます気持ち悪くて怖がられる気がして、
言い辛くて……。
言おうか言うまいか悩んでて……。
せっかく荒川さんに信頼してもらってるのに、
言ったら、どうなっちゃうん『百合さん!!』」
ビクッ………怒ってる。
荒川さんを怒らせちゃった。
「あー、ごめん、怒鳴った。
怒ってないよ………いや、怒ってるか。
あのさ、俺は百合さん信じてるんだけど。
信じてるどころのレベルじゃ無いの、知ってるよね?
何があっても変わらないって言っただろ!
ついさっきだよ?
一人で悩んでんじゃないよ……頼れよ」
荒川さん、やっぱり抱き締めるの癖になっちゃったね。
こうやって腕の中にいるのが心地いい。
荒川さんの心は、体の外まで、はみ出して視える。
私ひとりぶんを包み込んで膨らんで、
緩衝材みたいに肉厚な心が守ってくれてる感じ。
包容力の大きさが半端ない。
改めて……凄いな、この人は……。
缶コーヒーを飲んでいた。
「荒川さん、私ね、このお手伝い始めてから、少し力が発達っていうか進化してきたみたいなの」
「ほぅ……どんな風に?」
言い辛い…。
持っていた缶を掌で弄びながら怖々、口を開く。
「言ったら、ますます気持ち悪くて怖がられる気がして、
言い辛くて……。
言おうか言うまいか悩んでて……。
せっかく荒川さんに信頼してもらってるのに、
言ったら、どうなっちゃうん『百合さん!!』」
ビクッ………怒ってる。
荒川さんを怒らせちゃった。
「あー、ごめん、怒鳴った。
怒ってないよ………いや、怒ってるか。
あのさ、俺は百合さん信じてるんだけど。
信じてるどころのレベルじゃ無いの、知ってるよね?
何があっても変わらないって言っただろ!
ついさっきだよ?
一人で悩んでんじゃないよ……頼れよ」
荒川さん、やっぱり抱き締めるの癖になっちゃったね。
こうやって腕の中にいるのが心地いい。
荒川さんの心は、体の外まで、はみ出して視える。
私ひとりぶんを包み込んで膨らんで、
緩衝材みたいに肉厚な心が守ってくれてる感じ。
包容力の大きさが半端ない。
改めて……凄いな、この人は……。


