ーーーーーーーー 「神薔 美咲( ジンバ ミサキ )です。 宜しくお願いします」 そう言ってぺこりと頭をさげる 茶を帯びた髪の毛がふわっと顔をかすめた これで、何回めだろうか 「じゃあ神薔、窓側の1番後ろの席に座ってくれ」 メガネをかけた担任に言われ、「はい」と返事をしながらその席を目指す どうせ、一、二週間の関係だ もう、慣れた。