『藍!奏いた?』 「ダメだ。どこにも居ない。」 試合が終わったあと、一人になりたいって言うから一人にさせたけど、まさか一人でどこかに行っちゃうなんて。 あの夢は正夢。奏がバスケを嫌いになるのはこれの事なの? 「あれ?琴音、何やってるのさ。」 『あ!奏!何やってたのさ!』 「だから少し一人になりたかっただけ。みんな大袈裟だよ。」 「奏!馬鹿!」 と藍は言いながら奏を叩いた。 「痛い!」