(無理し過ぎ。僕の体持つわけないよ。) 奏がそうなったからだろ。 (僕が?僕はもうそっちにいる資格なんてないよ。そうでしよ、楓。) ・・・奏、琴音は奏の事、 (知っているよ。でも、もう僕じゃなくて君なんだから、君の気持ちに従うよ。) まだ、好きなんだろ。 (・・・琴音のあの時の演奏、僕は大好きだった。) 分かった。 その答えを聞いて俺は目を覚ました。 『・・・ここは、保健室ですよね。』 「奏君!大丈夫?」