でも、本当にバスケをやらなくなるかも知れない。 それは俺自身がって言うこと。 『俺も帰るか。』 こんなところで悩んでいても仕方がない。 帰ったら俺じゃなくなるんだから。 そう思いながら俺は、家に帰った。 (何を悩んでいるの?君は何も悩まなくていいんだよ。) 分かっている。 (君はできて当然だよ。) それも知ってる。 もう悩むのは辞めるよ、奏。