キーンコーン
チャイムが授業の始まりを知らせる
「今日はー、、、」
私はいつもどおり欠席者、がいないか確認する
「木更津、、、」
いつも授業に参加していなかった、彼が教室にいた。
「…何ですか」
彼は無愛想に返答した
「…い、いや何でもないんだ。すまんな。」
私は、嬉しくてこの日の授業はいつもより、張り切ってしまった。
リリッター
第6話 お姉ちゃんは
私、三田光は教員歴2年とちょっと、まだまだ未熟な教師である。
1年目はとても苦悩した。
私は教師に向いてないんではないのかとかいろいろと。
だけど生徒のことをだんだん知っていくうちに、生徒ひとりひとりの指導方法も理解していき、それに逆に生徒に学ばされることもたくさんあった。
だから、私は教師という職についていることをとても誇りに思っている。
だけど、去年この学校に赴任して、私は、思い知らせられた
この世界の闇を。
この学校は歪んでいる
生徒の人格を残虐にすることを目標にしている
そして、この学校のせいであの子は余計歪んでしまったんだ
「…三田先生」
「ん?どうした迫」
私に迫海道が話しかけた
「…あ、の、、最近譲治…
大沢君を見かけないんですが、何か知りませんか、、?」
「大沢か、、私も最近授業に行っても、欠席してるから、心配してたんだ、」
迫と大沢は友人関係にあることは私は、知っていたので直ぐに彼が心配していることに気づいた
「…そういえば、さ、迫」
「…はい。何ですか」
「最近、お前、嘉山と全然話してないけど、何かあったのか、、?」
「…え、、」
「…お前ら去年までいつも一緒だったろ?
嘉山と迫と、あと、渡文乃で仲良しトリオ、有名だったぞ?笑
…あ、そういえば、、渡、新学期入ってから全然見てないな、、何かあったのか?」
「……」
「迫?」
彼は思い切り私を睨み付けていた
そして、見下してるかのような笑みを浮かべた
「…三田先生って
教師のくせして何にも知らないんですね。」
「…え、、?」
「…もういいです。
それじゃあ 」
彼はそう言って、教室に戻っていった
彼の言葉で無知な私の心は一瞬で砕かれてしまった
「…わたり、、ふみの、、、」
さこ、、迫、、私たち、、、
私、、ワタシ、、わタし、、ワタシは、、、
「…?!だ、誰?!」
迫、ワタシ私は
「やめろっ!!俺の、、俺の名前を呼ぶなっ!!」
ワタシは、、あなたの、、
私はあなた、、、
「俺は、、、、俺はわたり、、ふみの、、、
あ、そっか、、そうだった、はは、
…はは、ははは、
文乃、大丈夫だよ文乃
お前が望んだように、俺は殺してやる
お前の代わりに殺してやる
まこを絶対に殺すから、、
それまで、待っててね、、
文乃…」
「…迫、海道、、か、、」
「…?!この声、、、譲治、、?」
「…随分と苦しそうだな
息切れが酷い
精神が不安定」
「…あレ?何か変だな譲治?いつもと、違う、」
「…そうか?僕はいつもどうりなのだが、
どうやら、人間の僕と、機械化の僕は全く似つかない人格みたいだな」
「…機械化、、?」
「…む?機械化、知らないのか?意外だったな」
「…知ってるよ!…そうかお前が、、、
正直、教頭は俺に頼むかと思ってたけど、まさか、お前だったとはな!
あの教頭、、こっち正体なんかお見通しって訳か!!おもしれぇ!」
「…?」
「いいよ、お前はこのままで‼
きっと楽しくなるからさ!
…じゃあ、俺教室に戻るわ
じゃあな」
「…
親友だという記憶があるから試しに会ってみたが、、、
随分とまぁ、狂ったやつだな…」
教師のくせして何にも知らないんですね
「…」
…迫、、あいつは何を知っているのだろう
迫、、嘉山、渡、大沢、木更津、
リリッター、新人類、ニュータント
残虐な戦士、さらに歪んだ妹
「…さらに?」
さらに歪んだ妹?
違う、、違う
あの子はここにくるまえから、歪んでいた、、
妹、生徒会、生徒会長、柏原唯花
柏原唯花?
あいつは、有名だ
有名な殺人犯
あいつは4年前、まだ、中等部だったころクラス全員を斬首したらしい
私が、この学校に赴任して来たばかりの頃年の近い、女性教員がいろいろ教えてくれた
その女性教員いわく、柏原唯花は、学校側が保護し罪にはならなかった
それどころか警察沙汰にさえならなかったらしい
その理由が、斬首されたクラスメイト全員の家族が殺してくれてありがとうそう言ったからだ
そんな大量殺人を犯した彼女が何故今、生徒会長なぞやっているのだろうか。
何故この学校はそんなやつを生徒会長にしているのだろうか
…
「…あー、!!!考えるより先に生徒と向き合わなくちゃな!!!!
これだからまだまだ未熟者なんだ私は!!!ファイトだ!!私!!」
「お姉ちゃん?」
「…!」
後ろから声がした
「どうしたの?なんかひとりごと言ってたけど、、大丈夫?」
「明、、、」
三田明、、私の妹、、、
声がした方を見ると、妹が立っていた
「あー、、明ちゃんのお姉ちゃんってと三田先生だったんだー!!なんかぁー、苗字が一緒だから不思議に思ってたんだぁー!!」
「ここねちゃん、、、」
妹の後ろに居たのは、尼崎ここね
おそらく妹の友人なのだろう
「そうだよここねちゃん、この人が私の尊敬するカッコいいお姉ちゃんだよ
ずっとここねちゃんに紹介したかったんだぁー!」
「…明、、」
「…えー、カッコいいー?三田先生って新人感半端なくて、そんなにかっこよくないよーw」
そんな風に思われてたのか、、
と私は尼崎の評価を間近に受けショックを受けた
「なに言ってるの?お姉ちゃんはカッコいいよ?」
「えー?そうー?てか、明ちゃんシスコンすぎww」
「は?」
「なんかいつもカッコいいとか言っててーw」
「ここねちゃんってリリッターだよね?」
「…え、、、?なに言って、、、」
「私見たよここねちゃんの目がリリッターの特徴的な目である赤色になってたところを」
「…なっ!!」
「…リリッターはね、有害物質なんだよ?
排除しなくちゃねぇー」
「…テメェ!!!」
「…えっ!!明」
尼崎の目は赤色になっていた
そして妹の手には金属製バットが握られていた
一体どこに隠して持っていたか謎である
「しねぇええええ!!!」
「ここねちゃん、お姉ちゃんはカッコいくないなんて嘘だよね?」
「えっ?」
ボゴーンッ!!!!
鈍い音がなった
尼崎の腹部に妹のバットがめり込んでいた
「あ、が、が、が」
バショッベシャッベチョッ
妹は尼崎の腹部をバットで打ち付けまくる
そのおとはどんどん身が飛び散る音とまじり、生々しくなっていった
「じ、死ぬっ!死ぬっ!死ぬっ!やめでやめでやめで!!!!」
ベチョッベチャッ
「お姉ちゃんはカッコいいって、さっきのは嘘ですって訂正してよ」
「ざ、ざ、さんでんっせんせーはカッコいいでずぅー!!さっさのごどびゃはうそでずぅーごめんなひゃいいいい」
ベチャッ!!!!
その音はとてつもなく響いた
「やっぱり嘘だったんじゃない
お姉ちゃんがカッコいくないなんて思われるはずないもの…あれ?ここねちゃん?聞いてる?」
「…」
「あ、死んじゃってるじゃない
…まぁいっか」
「あ、明…」
「お姉ちゃん!!ここねちゃんのさっきの言葉嘘だったんって!!
だから、気にしなくていいから!!!」
「何でこんなッ、、」
「え?リリッターは排除対象でしょ?
ここねちゃんも、かわいそうだけど、リリッターだったから、、ね、、?」
「だからって、、こんな残虐な殺しかたは、、、、、、」
「なに言ってるの?お姉ちゃん?リリッターなんだから、再生能力が著しいんだよ?」
「…見損なった、、、お前のこと見損なったよ明」
「…え、、?」
私はそう言って、妹の目の前から立ち去った
「…お姉ちゃん、、、なんかお姉ちゃん、
カッコ悪い」
「…残虐な戦士、、、、」
…そうか、、だから妹は、、生徒会の一員で、柏原唯花は生徒会長だったのか、、、
残虐で残酷なものほど、この学校ではエリートなのだ、、、
でもそんなことは、、間違っている、、、、
「だから、私が、、この学校を、、変えてやろう、、、」
ピリリリリリ
ピリリリリリ
ガチャ
「はい、柏原ですが」
『会長、、私です。三田です』
「あら、明くん?どうしたのです?」
『会長、、リリッター排除対象だった尼崎ここねの始末に成功しました』
「、、まぁ、、さすがです。」
『それと、教員の三田光が、この学校の壊滅計画を企てていたという事実を入手したのですが』
「あらあら、それは困りますね」
『どういたしましょうか?』
「三田先生を排除対象に加えます。
そのことを私は教頭に伝えますので、明くんは、他の生徒会員でに伝えてもらえますか ?」
『了解です』
プッー
「フフフ、、三田先生、、明くんを起こらせたのかしら、、」
「お姉ちゃん、、待っててね、、
すぐにカッコいいお姉ちゃんに戻してあげるから、、」
私は妹の狂人さと、この学校の闇を思い知らせることとなる
チャイムが授業の始まりを知らせる
「今日はー、、、」
私はいつもどおり欠席者、がいないか確認する
「木更津、、、」
いつも授業に参加していなかった、彼が教室にいた。
「…何ですか」
彼は無愛想に返答した
「…い、いや何でもないんだ。すまんな。」
私は、嬉しくてこの日の授業はいつもより、張り切ってしまった。
リリッター
第6話 お姉ちゃんは
私、三田光は教員歴2年とちょっと、まだまだ未熟な教師である。
1年目はとても苦悩した。
私は教師に向いてないんではないのかとかいろいろと。
だけど生徒のことをだんだん知っていくうちに、生徒ひとりひとりの指導方法も理解していき、それに逆に生徒に学ばされることもたくさんあった。
だから、私は教師という職についていることをとても誇りに思っている。
だけど、去年この学校に赴任して、私は、思い知らせられた
この世界の闇を。
この学校は歪んでいる
生徒の人格を残虐にすることを目標にしている
そして、この学校のせいであの子は余計歪んでしまったんだ
「…三田先生」
「ん?どうした迫」
私に迫海道が話しかけた
「…あ、の、、最近譲治…
大沢君を見かけないんですが、何か知りませんか、、?」
「大沢か、、私も最近授業に行っても、欠席してるから、心配してたんだ、」
迫と大沢は友人関係にあることは私は、知っていたので直ぐに彼が心配していることに気づいた
「…そういえば、さ、迫」
「…はい。何ですか」
「最近、お前、嘉山と全然話してないけど、何かあったのか、、?」
「…え、、」
「…お前ら去年までいつも一緒だったろ?
嘉山と迫と、あと、渡文乃で仲良しトリオ、有名だったぞ?笑
…あ、そういえば、、渡、新学期入ってから全然見てないな、、何かあったのか?」
「……」
「迫?」
彼は思い切り私を睨み付けていた
そして、見下してるかのような笑みを浮かべた
「…三田先生って
教師のくせして何にも知らないんですね。」
「…え、、?」
「…もういいです。
それじゃあ 」
彼はそう言って、教室に戻っていった
彼の言葉で無知な私の心は一瞬で砕かれてしまった
「…わたり、、ふみの、、、」
さこ、、迫、、私たち、、、
私、、ワタシ、、わタし、、ワタシは、、、
「…?!だ、誰?!」
迫、ワタシ私は
「やめろっ!!俺の、、俺の名前を呼ぶなっ!!」
ワタシは、、あなたの、、
私はあなた、、、
「俺は、、、、俺はわたり、、ふみの、、、
あ、そっか、、そうだった、はは、
…はは、ははは、
文乃、大丈夫だよ文乃
お前が望んだように、俺は殺してやる
お前の代わりに殺してやる
まこを絶対に殺すから、、
それまで、待っててね、、
文乃…」
「…迫、海道、、か、、」
「…?!この声、、、譲治、、?」
「…随分と苦しそうだな
息切れが酷い
精神が不安定」
「…あレ?何か変だな譲治?いつもと、違う、」
「…そうか?僕はいつもどうりなのだが、
どうやら、人間の僕と、機械化の僕は全く似つかない人格みたいだな」
「…機械化、、?」
「…む?機械化、知らないのか?意外だったな」
「…知ってるよ!…そうかお前が、、、
正直、教頭は俺に頼むかと思ってたけど、まさか、お前だったとはな!
あの教頭、、こっち正体なんかお見通しって訳か!!おもしれぇ!」
「…?」
「いいよ、お前はこのままで‼
きっと楽しくなるからさ!
…じゃあ、俺教室に戻るわ
じゃあな」
「…
親友だという記憶があるから試しに会ってみたが、、、
随分とまぁ、狂ったやつだな…」
教師のくせして何にも知らないんですね
「…」
…迫、、あいつは何を知っているのだろう
迫、、嘉山、渡、大沢、木更津、
リリッター、新人類、ニュータント
残虐な戦士、さらに歪んだ妹
「…さらに?」
さらに歪んだ妹?
違う、、違う
あの子はここにくるまえから、歪んでいた、、
妹、生徒会、生徒会長、柏原唯花
柏原唯花?
あいつは、有名だ
有名な殺人犯
あいつは4年前、まだ、中等部だったころクラス全員を斬首したらしい
私が、この学校に赴任して来たばかりの頃年の近い、女性教員がいろいろ教えてくれた
その女性教員いわく、柏原唯花は、学校側が保護し罪にはならなかった
それどころか警察沙汰にさえならなかったらしい
その理由が、斬首されたクラスメイト全員の家族が殺してくれてありがとうそう言ったからだ
そんな大量殺人を犯した彼女が何故今、生徒会長なぞやっているのだろうか。
何故この学校はそんなやつを生徒会長にしているのだろうか
…
「…あー、!!!考えるより先に生徒と向き合わなくちゃな!!!!
これだからまだまだ未熟者なんだ私は!!!ファイトだ!!私!!」
「お姉ちゃん?」
「…!」
後ろから声がした
「どうしたの?なんかひとりごと言ってたけど、、大丈夫?」
「明、、、」
三田明、、私の妹、、、
声がした方を見ると、妹が立っていた
「あー、、明ちゃんのお姉ちゃんってと三田先生だったんだー!!なんかぁー、苗字が一緒だから不思議に思ってたんだぁー!!」
「ここねちゃん、、、」
妹の後ろに居たのは、尼崎ここね
おそらく妹の友人なのだろう
「そうだよここねちゃん、この人が私の尊敬するカッコいいお姉ちゃんだよ
ずっとここねちゃんに紹介したかったんだぁー!」
「…明、、」
「…えー、カッコいいー?三田先生って新人感半端なくて、そんなにかっこよくないよーw」
そんな風に思われてたのか、、
と私は尼崎の評価を間近に受けショックを受けた
「なに言ってるの?お姉ちゃんはカッコいいよ?」
「えー?そうー?てか、明ちゃんシスコンすぎww」
「は?」
「なんかいつもカッコいいとか言っててーw」
「ここねちゃんってリリッターだよね?」
「…え、、、?なに言って、、、」
「私見たよここねちゃんの目がリリッターの特徴的な目である赤色になってたところを」
「…なっ!!」
「…リリッターはね、有害物質なんだよ?
排除しなくちゃねぇー」
「…テメェ!!!」
「…えっ!!明」
尼崎の目は赤色になっていた
そして妹の手には金属製バットが握られていた
一体どこに隠して持っていたか謎である
「しねぇええええ!!!」
「ここねちゃん、お姉ちゃんはカッコいくないなんて嘘だよね?」
「えっ?」
ボゴーンッ!!!!
鈍い音がなった
尼崎の腹部に妹のバットがめり込んでいた
「あ、が、が、が」
バショッベシャッベチョッ
妹は尼崎の腹部をバットで打ち付けまくる
そのおとはどんどん身が飛び散る音とまじり、生々しくなっていった
「じ、死ぬっ!死ぬっ!死ぬっ!やめでやめでやめで!!!!」
ベチョッベチャッ
「お姉ちゃんはカッコいいって、さっきのは嘘ですって訂正してよ」
「ざ、ざ、さんでんっせんせーはカッコいいでずぅー!!さっさのごどびゃはうそでずぅーごめんなひゃいいいい」
ベチャッ!!!!
その音はとてつもなく響いた
「やっぱり嘘だったんじゃない
お姉ちゃんがカッコいくないなんて思われるはずないもの…あれ?ここねちゃん?聞いてる?」
「…」
「あ、死んじゃってるじゃない
…まぁいっか」
「あ、明…」
「お姉ちゃん!!ここねちゃんのさっきの言葉嘘だったんって!!
だから、気にしなくていいから!!!」
「何でこんなッ、、」
「え?リリッターは排除対象でしょ?
ここねちゃんも、かわいそうだけど、リリッターだったから、、ね、、?」
「だからって、、こんな残虐な殺しかたは、、、、、、」
「なに言ってるの?お姉ちゃん?リリッターなんだから、再生能力が著しいんだよ?」
「…見損なった、、、お前のこと見損なったよ明」
「…え、、?」
私はそう言って、妹の目の前から立ち去った
「…お姉ちゃん、、、なんかお姉ちゃん、
カッコ悪い」
「…残虐な戦士、、、、」
…そうか、、だから妹は、、生徒会の一員で、柏原唯花は生徒会長だったのか、、、
残虐で残酷なものほど、この学校ではエリートなのだ、、、
でもそんなことは、、間違っている、、、、
「だから、私が、、この学校を、、変えてやろう、、、」
ピリリリリリ
ピリリリリリ
ガチャ
「はい、柏原ですが」
『会長、、私です。三田です』
「あら、明くん?どうしたのです?」
『会長、、リリッター排除対象だった尼崎ここねの始末に成功しました』
「、、まぁ、、さすがです。」
『それと、教員の三田光が、この学校の壊滅計画を企てていたという事実を入手したのですが』
「あらあら、それは困りますね」
『どういたしましょうか?』
「三田先生を排除対象に加えます。
そのことを私は教頭に伝えますので、明くんは、他の生徒会員でに伝えてもらえますか ?」
『了解です』
プッー
「フフフ、、三田先生、、明くんを起こらせたのかしら、、」
「お姉ちゃん、、待っててね、、
すぐにカッコいいお姉ちゃんに戻してあげるから、、」
私は妹の狂人さと、この学校の闇を思い知らせることとなる


