「痛いょおー!!痛い!!」
「ガルルルルルッガッガルッ!!」
「ひっ!!い、犬!?!」
「こら!!!!あっちに行け!!!バカ犬!!!」
「ガルッ!怒ガブッ!!」
「痛ってぇー!!てめぇ!!噛みやがったな!!!このやろう」
「ガルルルルルッ!!!」
「やんのか?このやろー!!!」
「……」
「クゥーン」
犬はどっかに行ってしまった
「けっ!!思いしったか!!!バカ犬!!…痛っ!!あの犬思い切り噛みつきやがってー!!」
「…だ、大丈夫?」
「ん?あ、お前か、怪我ない、、あるみたいだな」
「あ、こここれは、、転んじゃっただけだから犬につけられたけがじゃないよ」
「…でも怪我であることには変わらないだろ」
「そ、そうだけど、、
…君も怪我してる、、、」
「…こんくらいたいしたことない!って、ん?」
ペタリと彼のひじにばんそこうを貼った
そして自分のひざにも貼る
「えへへー助けてくれてありがとう」
「…い、いや別に、、」
「…君はすごいね、僕は怖くて何もできなかったのに」
「…強くない、俺だって怖かった」
「…え」
「だけど、逃げることはもっと怖いから」
「……」
この少年が、俺を変えてくれたこの少年が木更津直也だということを後に知った
リリッター
第4話 大沢譲治と機械人
「譲治君
最近どうですか」
「柏原会長、、どうって何がどうってことですか?」
彼女の名前は柏原唯花
この学校の生徒会長である
実は俺も生徒会長の一員である
俺は書記の役職についている
「どう、、ですか、、
そうね、あなたの体調、そして勉学、学校生活!てとこかしら」
「…順調ですよ、、何もかも、、、」
「それはそれは、安心しました。
わたくし、譲治君が学校生活に慣れてないのかと思ってとても心配してましたの。」
「はは、ご心配ありがとうございます」
「会長として生徒の心配は当然ですから」
その言葉は会長の本音ではないと俺は思った
「そういえば、譲治君」
「…何ですか」
「教頭先生が、話したいことがあるから、放課後来てほしいと言われてましたよ?」
「え?話したいこと?何だろ、、」
「さぁ、わたくしには検討もつかないですわ。」
話、何だろ
生徒会だから、もしかして頼みたいことがあるのかもしれない
「会長、俺もう教室に戻ります」
「ええそうね。わたくしも戻らなくてはだめですね。
それでは、頑張ってくださいね」
「はい!ありがとうございます‼」
俺は小走りで教室に戻った
「…ほーんとに、譲治君ってかわいい
かわいすぎて壊さないように気をつけないといけませんね、クスス」
キーンコーン
チャイムが終わりを告げる
「おーい!譲治‼これから遊びに行こうぜ!!」
クラスの友人が、俺を誘う
「あ、ごめん!俺、なんか教頭に話があるって言われて、今から行かないといけないんだよ!!」
「あ、そうか、じゃあ無理だな!
また、今度だな!」
「うん!すまんー」
そう言って俺は友人の誘いを断った
…話って何だろうそんなこと思いながら、俺は教頭のとこへ向かう
コンコン
俺はドアノックをして、「失礼します。」
そう言って教頭がいる部屋に入る
「…やぁ、わざわざすまないね。大沢君」
「すみません。話があると聞ききたのですが、、、」
「そうそう。君の優秀さを買って、君にひとつ依頼したいことがあるんだ」
「依頼したいこと?何ですか?」
「…少し見せたいものがあるんだ、取ってくるから、そこに座って待っていてくれ。」
「あ、ハイ…」
依頼したいこと?
見せたいもの?
何だそれ
対リリッター武器の新型を試せとかかな?
「お待たせ、、」
教頭が大きなキャリーバッグみたいな形のケースを持ってきた
「え、あ、いえ、」
「見てもらいたいものって、これだよ」
教頭がケースを開けた
そこには明らかに人の手と足の形をした機械が入っていた。
「教頭先生、、これ、は?」
「…これはね、対リリッター攻撃兼防御機能を兼ね備えた、義手義足だよ。
簡単に言えば万能対リリッター武器だよ」
「これを俺にどうしろと、?」
「君にこれを試してもらいたいんだよ」
「え、それって、、」
ニヤリと、教頭は怪しい笑みを浮かべる
「さすが、大沢くん、察しがいいね。感心したよ。
そう君が今思ったとうりだよ。
当然、義手義足だからね。もちろん使用者になってもらう前には君の四肢は切断させてもらいよ」
「もし、断ったら、それはどうなるんですか、、、?」
「そうだね、君が断ったら、別の生徒に頼むかな」
「別の生徒って、、?」
「実は第二候補も決めてあるんだ。
君の次に相応しいと思うのは、
木更津直也くん。」
「え、、」
教頭が口にした人物を聞いて俺は一瞬頭がまっ白になった
「木更津君、彼は態度は良くないが、才能に満ちた、素晴らしい生徒だ。
だから、君の代わりに適任だと思ってね」
「…」
俺が、、俺がもし断ったら、木更津が、、、
「…少し、、少し考える時間をくれませんか?必ず、、決断は出しますので、、」
「…ああ全然かまわないよ
君の口からいい応えが返ってくるのを期待してるよ、、」
「すみません。ありがとうございます。では、そろそろ失礼します」
「ああ、話を聞いてくれてありがとう
気をつけて」
「…はい、、」
俺は退室した。
「……木更津、、俺さ
お前に迷惑かけたくないよ、、」
帰り道、もう少し暗くなっていた。
その、うす暗闇の中、一人でポツンといると何故だか、涙が溢れてきた。
「ガルルルルルッガッガルッ!!」
「ひっ!!い、犬!?!」
「こら!!!!あっちに行け!!!バカ犬!!!」
「ガルッ!怒ガブッ!!」
「痛ってぇー!!てめぇ!!噛みやがったな!!!このやろう」
「ガルルルルルッ!!!」
「やんのか?このやろー!!!」
「……」
「クゥーン」
犬はどっかに行ってしまった
「けっ!!思いしったか!!!バカ犬!!…痛っ!!あの犬思い切り噛みつきやがってー!!」
「…だ、大丈夫?」
「ん?あ、お前か、怪我ない、、あるみたいだな」
「あ、こここれは、、転んじゃっただけだから犬につけられたけがじゃないよ」
「…でも怪我であることには変わらないだろ」
「そ、そうだけど、、
…君も怪我してる、、、」
「…こんくらいたいしたことない!って、ん?」
ペタリと彼のひじにばんそこうを貼った
そして自分のひざにも貼る
「えへへー助けてくれてありがとう」
「…い、いや別に、、」
「…君はすごいね、僕は怖くて何もできなかったのに」
「…強くない、俺だって怖かった」
「…え」
「だけど、逃げることはもっと怖いから」
「……」
この少年が、俺を変えてくれたこの少年が木更津直也だということを後に知った
リリッター
第4話 大沢譲治と機械人
「譲治君
最近どうですか」
「柏原会長、、どうって何がどうってことですか?」
彼女の名前は柏原唯花
この学校の生徒会長である
実は俺も生徒会長の一員である
俺は書記の役職についている
「どう、、ですか、、
そうね、あなたの体調、そして勉学、学校生活!てとこかしら」
「…順調ですよ、、何もかも、、、」
「それはそれは、安心しました。
わたくし、譲治君が学校生活に慣れてないのかと思ってとても心配してましたの。」
「はは、ご心配ありがとうございます」
「会長として生徒の心配は当然ですから」
その言葉は会長の本音ではないと俺は思った
「そういえば、譲治君」
「…何ですか」
「教頭先生が、話したいことがあるから、放課後来てほしいと言われてましたよ?」
「え?話したいこと?何だろ、、」
「さぁ、わたくしには検討もつかないですわ。」
話、何だろ
生徒会だから、もしかして頼みたいことがあるのかもしれない
「会長、俺もう教室に戻ります」
「ええそうね。わたくしも戻らなくてはだめですね。
それでは、頑張ってくださいね」
「はい!ありがとうございます‼」
俺は小走りで教室に戻った
「…ほーんとに、譲治君ってかわいい
かわいすぎて壊さないように気をつけないといけませんね、クスス」
キーンコーン
チャイムが終わりを告げる
「おーい!譲治‼これから遊びに行こうぜ!!」
クラスの友人が、俺を誘う
「あ、ごめん!俺、なんか教頭に話があるって言われて、今から行かないといけないんだよ!!」
「あ、そうか、じゃあ無理だな!
また、今度だな!」
「うん!すまんー」
そう言って俺は友人の誘いを断った
…話って何だろうそんなこと思いながら、俺は教頭のとこへ向かう
コンコン
俺はドアノックをして、「失礼します。」
そう言って教頭がいる部屋に入る
「…やぁ、わざわざすまないね。大沢君」
「すみません。話があると聞ききたのですが、、、」
「そうそう。君の優秀さを買って、君にひとつ依頼したいことがあるんだ」
「依頼したいこと?何ですか?」
「…少し見せたいものがあるんだ、取ってくるから、そこに座って待っていてくれ。」
「あ、ハイ…」
依頼したいこと?
見せたいもの?
何だそれ
対リリッター武器の新型を試せとかかな?
「お待たせ、、」
教頭が大きなキャリーバッグみたいな形のケースを持ってきた
「え、あ、いえ、」
「見てもらいたいものって、これだよ」
教頭がケースを開けた
そこには明らかに人の手と足の形をした機械が入っていた。
「教頭先生、、これ、は?」
「…これはね、対リリッター攻撃兼防御機能を兼ね備えた、義手義足だよ。
簡単に言えば万能対リリッター武器だよ」
「これを俺にどうしろと、?」
「君にこれを試してもらいたいんだよ」
「え、それって、、」
ニヤリと、教頭は怪しい笑みを浮かべる
「さすが、大沢くん、察しがいいね。感心したよ。
そう君が今思ったとうりだよ。
当然、義手義足だからね。もちろん使用者になってもらう前には君の四肢は切断させてもらいよ」
「もし、断ったら、それはどうなるんですか、、、?」
「そうだね、君が断ったら、別の生徒に頼むかな」
「別の生徒って、、?」
「実は第二候補も決めてあるんだ。
君の次に相応しいと思うのは、
木更津直也くん。」
「え、、」
教頭が口にした人物を聞いて俺は一瞬頭がまっ白になった
「木更津君、彼は態度は良くないが、才能に満ちた、素晴らしい生徒だ。
だから、君の代わりに適任だと思ってね」
「…」
俺が、、俺がもし断ったら、木更津が、、、
「…少し、、少し考える時間をくれませんか?必ず、、決断は出しますので、、」
「…ああ全然かまわないよ
君の口からいい応えが返ってくるのを期待してるよ、、」
「すみません。ありがとうございます。では、そろそろ失礼します」
「ああ、話を聞いてくれてありがとう
気をつけて」
「…はい、、」
俺は退室した。
「……木更津、、俺さ
お前に迷惑かけたくないよ、、」
帰り道、もう少し暗くなっていた。
その、うす暗闇の中、一人でポツンといると何故だか、涙が溢れてきた。


