「…空、、青いな、、」
その空の青色はまるで、彼女のようだった

リリッター
第2話 迫海道のリミット

「さこー!!」

「譲治!おはよう」
彼の名前は大沢譲治
俺の幼なじみであり親友である
俺も成績は良いとよく言われるが、彼は本当に文武両道で性格もよくまじめで本当に優秀である
俺はそんな親友を尊敬している

「聞いたよ、、嘉山まこ、、あいつリリッターだったらしいな
なんか同級生にリリッターがいてなんかショックだよ」

「ああ、まさかリリッターがここに入ってたとはな、何がしたかったのかさっぱりだよ
わざわざ敵のなかに入るなんて相当イカれてたのかもな」

嘉山まこ、俺の同級生

小学校、中学とそして高校
どれも同じ学校に通っていた
譲治も同じで、
ずっと変わらない同級生が倒すべき相手だと思うと、親しくはなかったが、やはりけっこう精神的にくる。

そして、それだけじゃない
彼女は、嘉山まこは、、、

「おはよう迫くん」
教室を入り、自分の席に腰を下ろしたとき
無表情で、素っ気ない挨拶がやってきた
そんな挨拶をしてきたのは、嘉山まこだった

彼女と俺は席が隣だった。

「嘉山、、
おはよう」
俺は彼女を思い切りにらみつけてやった
彼女も同じく俺を睨んでいた

俺は考えた、こいつを嘉山まこを確実に殺すために今日はどのタイミングでどういうふうに殺そうか

そんなことを思いながら俺は一度そらしていた目線を彼女のほうにまた向けた

「…!」
彼女も同じく俺のほうを見ていたらしく目があってしまい俺は少し驚いた

「…あ、、う、、」
彼女は急激に顔を赤らめて、何か言いたかっのか言葉をつまらせ、すぐさま俺から目をそむけた

「…?」
何だその反応は、
俺を挑発したかったのか?
俺はそんなことを考えた

キーンコーンカーン

授業が始まるチャイムが鳴った

ガラガラガラガラ!
最初の授業を担当する教師が勢いよくトビラを開けた

「おはよう!!リリッター学を担当する三田光だ!!よろしくな!!」
みんなはじめてみる教師なため、教室の空気が少しざわざわした

「…木更津直也、、は今日は休みなのか?」

木更津直也、この学年の問題児である
成績優秀だが、授業は基本サボる
担任は、成績優秀をだったため彼に文句を言えず、苦労していた


「先生!」

「…迫か、」
「木更津は今日学校には来てました
しかし、彼はいつも授業には出席しないので気にせず始めてください」

「…そうだな、」

三田光は授業を始めた

「…木更津、、、」
「…大沢譲治、またお前かよ、、」
「俺、さ、お前に言いたいことがあるんだ、」
「言いたいこと?んだよそれ、めんどくせぇからさっさと済ましてくれよ」
「お前さ、いつもこうやって授業サボって、これからどうしたいんだ、?」
「…説教は聞かねぇぞ」
「違う、、説教じゃない、、だけどこのままじゃあいけないだろ
お互いに、、」
「あ?」
「俺と一緒にこの学校退学しないか?」
「…しねえよ、、、俺は逃げねえ、、
だから断る、、」
「…お前さ、やっぱ変わんないな、、
そういうと思ってた」
「大沢、、?」
「ん?」
「俺さ、前から思ってたんだがよ、、
大沢って何か隠してるよな、、」
「…そうか?そう見える?」
「…」

バンバンバンバンーー
「…何の音だ、、?」
「あ、多分始まったんだな」
「始まった?」
「ああ」

「はぁ、はぁ、、や、やったか、、、?
は、反応が、ない?殺ったのか?殺った
ははははついに、ついにやったぞ!!!、あははは!!リリッター討伐だ!!!」

「てめぇ!!!何勝手なことしてんだよ!!!そんな勝手なことするとこれから命がいくつあっても足りないぞ!!!」
「っせぇなぁー迫ぉー!殺ったんだから良いだろうが!!結果オーライだよ結果オーライ!!」
「…ぐっ!!」
「安心するのは、まだ早い、、」
「…?!嘉山、、まこ?」
そこには先ほど銃弾を頭に食らったはずの彼女が血を流しながら不気味に笑いながら立っていた
「私は死んでいない、それなのにそのきになってはしゃいでいる大山の姿は実に滑稽な姿だったぞ?傑作だよ」
「てめえ!、!馬鹿にしやがって!!!」
大山は嘉山まこに銃を再び向けた
「おい!!寄せ!!大山!!!」
「リリッター、、」
「え、?、、」
「…お、おやま、、?」
嘉山まこの腕が大山の胸を貫いていた
その位置はちょうど心臓があるとこだった
びちゃっ
そんな音を立てて心臓が飛び出ていた

「…お前らが私を殺すのなら、私は進級までにお前らを殺してやるよ!!こいつみたいにな!!!!!!」
その嘉山まこの言葉は教室を、恐怖に染めるには充分だった

「……死にたく、ないやつは、、
死にたくないやつは俺に従え!!!!!」
「…」
この日、この日に本当に始まったんだ、彼女、嘉山まことの
殺しあいが、、、、
そしてこの学校の全滅するまでのカウントダウンが俺の手のひらの上で始まった