*
「ん。」
蒼君はそう言って手を差し出した
恐る恐る手を重ねるとぎゅうっと
痛くなるくらいまで握られた
蒼くんに握られたところがジンジンする
「あ、チャイム鳴るわ」
そう言って蒼くんは自分の席に戻って行った。なんだったんだ…。
「ごめんね、葵ちゃん」
何気に中原君の名前呼びは定着していて嬉しい。
私も賢人くんって呼びたいな…なんて、おこがましいや。
「俺のことは賢人でいいよ」
「えっ…」
中原君に心を読まれたみたいでびっくりした。賢人くん…かあ。
「はい。呼んでみて」
「け、けん…と、くん」
おどおどしてる私を見て賢人くんは意地悪そうに笑った。
「ん。」
蒼君はそう言って手を差し出した
恐る恐る手を重ねるとぎゅうっと
痛くなるくらいまで握られた
蒼くんに握られたところがジンジンする
「あ、チャイム鳴るわ」
そう言って蒼くんは自分の席に戻って行った。なんだったんだ…。
「ごめんね、葵ちゃん」
何気に中原君の名前呼びは定着していて嬉しい。
私も賢人くんって呼びたいな…なんて、おこがましいや。
「俺のことは賢人でいいよ」
「えっ…」
中原君に心を読まれたみたいでびっくりした。賢人くん…かあ。
「はい。呼んでみて」
「け、けん…と、くん」
おどおどしてる私を見て賢人くんは意地悪そうに笑った。
