「樹ーっ!!
今日も仕事帰りにお疲れ様ー!」


『ゆっきーもお疲れー。
今日は何号車かなー?』



「今日は、15号車だねー。

…てかさ、オカケンどんな感じ?
すんごい良い先生でしょ。
イケメンだし!」




『うん!すごく分かりやすくて
助かってる!!』



「…え?それだけ?」



『…??』



「ちょっと好きになっちゃったかもー♡
的な感じないの??」



『ないない!!

すごく素敵な先生だけど…
…私には大ちゃんが…』



「…樹、でも…!」



『じゃあ、そろそろ行くね!!』



ゆっきーの言葉を遮って
教習車に向かう…



ごめん…ゆっきー…

私、やっぱり弱虫だね…