大好きな3人へ




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「…これ、昨日落とした。柊結人君」

針のように目線がこちらに突き刺さる。

けど私にはどうでもよかった。

あんな無愛想な自己紹介だって、必死な担任の先生だって、

なぜ、彼がこんな表情をするのか。



この出逢いが私の人生を変えるなんて、この時の私が知るわけなかった。