教室の窓のカーテンの隙間から出る光がちょうどアタシの顔にかかる。

ものすごく眩しい。

黒板を見るとそのせいで視界がチカチカする。

「…眩しいなぁ」

カーテンのとこにいるやつに声かけようとしたけど、廊下側の席のアタシから、窓側のやつに声かけるには、こんなにも静かな授業中に言えなかった。

授業はまだ終わらない。
アタシは寝る事にした。

ートントンッ。

んん？？

誰かが背中を叩いた。
アタシは振り向く。

「…ん？」

少し不機嫌そうなアタシの表情。