母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編

 みんなを入り口に置いて、ずーっと奥に行って、
本棚を回りこんだ奥の奥。

 ドキドキしながら、机を見てみると、
あれ?いない。

 机の上にはあさひの勉強道具があるのに、
本人はいない。

 ついでに、あさひの前には、たぶん
ミキちゃんの勉強道具。

〈ま、いっか〉

 そう思って、自分の勉強道具をあさひの
隣りに置いてから、みんなを呼びに戻った。

 みんなを呼びに戻ると、ちょうどあさひと
ミキちゃんが図書館に戻るところで、みんな
と話していた。

 私は、ちょうどいいから、あさひの席に
案内しようとしたら、ミチが先生にもらった
課題をあさひに見せていて、

「あー、それなら俺、答え持ってるよ」

 それを聞いたミチは、

「マジ!じゃあ図書館でやんなくてもいいや!」

「え!勉強しに図書館に来たんじゃないの?」

「そう思ったけど、図書館いっぱいだし、勉強は
どこでもできるから、家でやるよ!」

〈答えを写すだけで、絶対にやらないな〉

 そう思ったけど、それ以上あさひと
ミキちゃんの邪魔をしたくないから、
ミチにはとっとと、解散してもらおう!

 結局、寧子を含めみんなは、あさひに
答えの答案をもらってコピー。