母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編

 次に目が覚めたのは、もうお昼近かった。
今日はそのままズル休みしようと思ってたら
家の電話が鳴った。

〈こんな時間に、誰だろう?〉

そう思いながら、電話にでると、聞こえた
声は寧子だった。

「はろー、どうせ寝てると思ったから、
電話したよー」

だって。

「なにそれー?
そんなこと言う寧子だって、この電話、
家からでしょ?」

そう聞くと、

「正解!
結局、今日学校にちゃんと朝から行ったのは、
Ashだけだって。
 しんのすけが3時間目から行ったら、
クラスには誰もいなくて、先生が、泣きそう
だったって。
 しかもその後、学校全体を見てもAsh
以外誰も学校に来て無くて、すげー焦った
ってさ」

 がーん!かなりショック。
だって、私達のクラスのほとんどは、
シアトル旅行のメンバーだったから、
私達が休むと、学級閉鎖だもん。
さすがに先生に申し訳ないでしょ?

「寧子、これから学校行かない?」

そう私が言うと、

「だから電話したんだよー、
ミチさんがこれから迎えに行くって」

「わかった、じゃ待ってるから」

 そう言って、電話を切った。
それにしても、あさひだけが、しっかり
学校に行ってたことは、ほんとにショック。

 なんだか、自分が小さくなったみたいで、
すっごい劣等感を感じた。