母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編

 寧子が、

「まあ、Ashのアパートは歩いて5分だから、
みんなが集合する時間に、図書館出ても、
間に合うか」

 そう言った。
私も同感で、

「男は、持ち物も大してないだろうし、
準備だって簡単だもんね」

 って、2人で納得。
私達は、早く帰って、荷物をパッキング
しなくちゃいけないから、帰ることにした。

 そしたら、寧子がでっかい声で、

「Ash!紗季をホストに迎えに行って?」

叫んだ。

 そしたら、あさひが振り返って、

「わかった。何時?
10時半くらい?」

「そう、そんなもんでいいよ」

 それを聞くとあさひは、手を上げて、
図書館に吸い込まれていった。

「ほんとにバカが付くほど、真面目だね」

 寧子が言ったけど、私も同感。
でも、付き合うなら、真面目が一番だよね。

 飲む、打つ、買う、なんて三拍子揃ったら、
絶対にやめられないのは、よく聞く話。

 人間なんて、「心を入れ替えて」って
簡単に言うけど、人が変わることは本当に
難しい。

 私だって経験あるからね。