母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編

 その日は夕方になっても、あさひは起きないで、
H'ファミリーのお父さんが迎えに来る時間になった。

 私は、それ以上いてもあさひは起きない
と思ったから、お鍋にコーンスープを入れて、
すぐに暖められるようにしてから、
その日はホストに帰った。

 翌日、やっぱり気になったから、早めに
H'ファミリーのお父さんに送ってもらって、
あさひのアパートに行ってみた。

 そしたら、アパートには鍵が掛かっていて、
中の様子はわからなかった。

「熱は下がったのかな?」

 心配ではあったけど、それ以上中の様子が
わからなかったから、そのまま寧子のH'ファミリー
に行ってみた。

 寧子のH'ファミリーでピンポンすると、

「Good Morning!」

 寧子が元気に出てきた。

「昨日あれから、なんかあった?」

 寧子が、ニヤッと笑いながら聞いてきた。

「あるわけ無いでしょー、Ashは病人なんだから。
あの後、少ししたらAshが寝ちゃったから、
夕方には帰ったよ!」

 そう言って、私は首を振った。

「な~んだ。
せっかく気を利かせたのにな」

「残念でした。
ってか、病人相手に、何考えてんの?」

「そりゃそうだ!あはは」