鏡の中のシンデレラ

*国王*
「しかしなぁ。

これがまた一筋縄ではいけず、

そなたの母は手に届くようで

届かない存在となった。


もちろん権力で手にいれても

誰も文句は言わなかったじゃろうが、

愛し合って結婚をするほうが

わしにはいいように思った!


だんだん向こうも

わしを好いてくれるようになり、

後に結婚をし、そなたという

立派な息子をも手にいれた。」




*王子*
「父上は幸せですね。」




*国王*
「あぁ、申し分のない人生じゃ。


これ以上の欲は言わん!


そなたも、好きな相手と愛し合わねば

いかんぞ。


結婚をしてから愛し合うなど、

絶対にあってはならん!


権力を使って妻を手にいれるなど、


言語道断じゃからのう!」