「うん、最近 あんまり家に帰ってこなくて……それで、前に透哉のワイシャツに赤い口紅がついていて……。

昨日も街で、女の人と2人で歩いているところを見たかもしれないの。」

「そっか……」

麗夜君は手に顎をのせて、考えた。

透哉のことだから、浮気なんて ない話じゃないから 考えちゃうんだろうね。

私だって、そうだし。