「うん、ありがとう。」

そうして、私は客間に通された。

「で、どうしたの⁇」

「私が悪いんだろうけどさ……昨日、結婚記念日だったのに透哉がそのことを忘れてたみたいで……。

それで、走って 家から出てきちゃった。

ごめんね、迷惑……だよね。」