待った。 ただ、ひたすらに 透哉の帰りを待った。 途中、眠たくなって 寝ちゃいそうになったのも我慢して 待った。 ガチャガチャー 音がして、透哉が帰ってくる。 時計を見ると、0:00を回っていた。 「……えっ、まだ起きてたのかよ。 ……なんか、今日の料理豪華だな。 ケーキまであるし……、俺 外で食ってきたんだけどな……。」