君の気持ち


少しずつ、少しずつ ケーキは形を成していって 遂に完成した。

すごく嬉しいし、今まで作った中で一番 よく出来た。

作っている最中、ちょっとだけ 味見とかもしたけど、全く問題なかった。

きっと、透哉も喜んでくれるよね。

そうこうしていると、どんどんと日は傾いてきた。

外はもう赤く染まっている。