3月の日々


『んじゃあ、反省文 書いて。
2枚以上書いたら、帰れるよ。』

俺はそこら辺に置いてあった原稿用紙とシャーペンを伊原に渡した。

『えー……、長い。』

『しゃーねーだろ。
ほら、早く書いて。』

伊原は ぶつくさ言いながら、ペンを持って一言書いた。

『できました。』