「誰、この子⁇」 希美が聞いてきた。 「なんか、帰るね。」 そう言って、踵を返そうとする未来。 「未来、どこ行くつもり⁇」 未来を俺の腕の中に引き寄せる。 「今日は、返すつもりないけど⁇」 未来の耳元で囁いた。